No.1001632

真・恋姫†無双-白き旅人- 第二十三章

月千一夜さん

二十三章、公開します

こっから、本当に活動再開です
長らくお待たせしてしまって、本当に申し訳ありません

続きを表示

2019-08-12 15:17:05 投稿 / 全8ページ    総閲覧数:2516   閲覧ユーザー数:2290

「んも~、人和ったらどこほっつき歩いてんのかしら」

 

 

もう、日も落ちたのどかな村の中

そんなことを呟きながら、歩く少女の姿があった

青みがかった髪を片側に結び、快活そうな雰囲気を漂わせた少女だ

 

彼女の名前は“張宝”、真名を“地和”

 

“数え役萬☆姉妹”の一人にして、演出担当でもある

 

 

「けど、おかしいよね~

何かあったのかなぁ?」

 

 

その隣

桃色の長い髪を靡かせながら、“張角”こと“天和”は言う

 

 

二人は現在、ともに荊州で行う予定であったツアーの下見に来ていたはずの妹

“人和”のことを探していたのだ

 

日も落ちてきて、いよいよ野宿しかないのかと覚悟した矢先に見つけた小さな村

駆け足で宿をとった二人だったが、そのあとに続いていたはずの人和の姿がなかったのだ

 

それから荷物をとりあえず宿に預け、宿の入り口で二人は人和を待った

しかし、いっこうに姿を見せないのである

 

“何かおかしい”

 

そう思い、二人は現在この村を歩き回っているところだったのだ

 

 

 

「なんか、おかしなことに巻き込まれてなければいいんだけど」

 

 

地和の言葉

天和は、その表情に若干の不安を浮かべた

 

と、その時だった

 

 

 

 

 

 

 

「きゃあぁぁぁあああああああああ!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

突如、“聞き覚えのある声”が響いてきたのだ

 

 

 

 

 

 

「い、今の悲鳴・・・」

 

「もしかして・・・」

 

 

サァ・・・と、青くなる二人

今の悲鳴の主に、二人は心当たりがあった

 

だから、だ

 

二人はすぐさま、その悲鳴の発信源のほうへと駆け出して行ったのは・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

≪真・恋姫†無双-白き旅人-≫

第二十三章 淳ちゃん汁ぶっしゃあしちゃうのおおおぉぉぉぉおお

 

 

 

ーーー†ーーー

 

 

「で、少しは落ち着いたか?」

 

 

華雄の言葉

その若干の呆れを含んだ声の先、いるのは一人の“変態”だ

 

スキンヘッドの額に“愛一文字”、強面のサングラス

そして筋骨隆々の己が肉体を、ぱっつんぱっつんのゴスロリ服に包み込んだ変態

 

“淳于瓊”である

彼は以前に見た光景と同じように、ガチガチに縛られた状態で座っている

 

 

 

「んもう、ちょっとしたスキンシップじゃないのよん」

 

「そのスキンシップのせいで、“貞操”を失いそうになった人がおるんやけど」

 

 

と、そう言ったのは霞だ

その視線の先・・・司馬懿こと、一刀は盛大に“マーライオン”していた

 

 

「うぷっ、おぇ・・・お前は、なんで毎回、そんな濃厚な絡みしかできないんだ」

 

「だ、大丈夫ですか一刀さん」

 

 

言って、雛里は一刀に口元を拭くための布を差し出す

一刀は“ありがと、雛りん”と、その布で口元をさっそく拭っていた

 

 

「っていうか、なんでここに淳ちゃんがいるの?」

 

 

ふと、雪蓮はため息交じりに言う

それに、淳于瓊は“そんなの決まってるわよん”と胸(胸筋)をはった

 

 

「御遣い様あるところにん、この女神ありよん♪」

 

「ふざけんじゃねーよ、女神なめんな」

 

「あわわ、一刀さん落ち着いてくださいっ!」

 

 

雛里は、ひのきの棒の火力をMaxにする一刀の腕をつかみ言う

そんな彼女の行動に、一刀は“雛りんに免じて”と渋々杖を下げた

 

 

「一刀さん・・・まさか、この変態を知っているの?」

 

「んもう、だから変態じゃないのよんっ!」

 

「あぁ、淳于瓊・・・この変態とは、残念ながら知り合いでね」

 

「まさかのスルー!?

いえ、これは噂に聞く放置プレイってやつねん!!」

 

「雪蓮」

 

「よしきたっ」

 

「ふんっぬぅ!!??」

 

 

“ズドン”と、雪蓮が放った拳が淳于瓊の腹にめり込む

そんな様子を若干、いやかなり引いた表情で見つめながら人和は何かを考えるような顔をした

 

 

「けれど・・・淳于瓊、って

どこかで、聞いたことがあるような」

 

 

言ってから、すぐだ

彼女は、“あっ”と声をあげた

 

 

 

 

 

 

 

 

「まさか・・・“JunJun”の代表にして大陸一の仕立て屋と言われている淳于瓊さん!!??」

 

 

 

 

 

 

 

人和の、この一言

一刀をはじめ、一同は声を失う

 

 

「え、この変態ってそんな有名なの?」

 

「有名なんてものじゃないわ

“この大陸に並ぶものなし”とまで言われている、伝説の職人よ」

 

 

これに、雪蓮は頭をおさえた

 

 

「あ~・・・JunJunってのは、私も聞いたことがあるわ

確か最近、建業でもそこの仕立てた服を着ている人が多かったはずだし」

 

「まじかよ・・・」

 

 

聞いて、彼は思い出す

確かに淳于瓊は、最初に会ったときに言っていた

 

 

 

 

 

 

『そして気づいたらアチシは、この大陸でも一番の“仕立て屋さん”になってたのん』

 

 

 

 

 

 

「じょ、冗談かと思ってた」

 

「んもう、信じてなかったのねん!

プンスカプンスカよんっ、ビンビン!!」

 

 

“くっそ腹立つ”と、一刀は頬をひくつかせる

 

 

「しかし、なるほどな

淳于瓊だから、“JunJun(じゅんじゅん)”なのか」

 

「あらん、それは違うわん」

 

 

“違うのか?”と、華雄

それに対し、淳于瓊は“それはねん”と言葉を紡ぐ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「愛しい御遣い様のことを思い浮かべながら服を仕立てると、下半身のあたりが“JunJun”しちゃうからん・・・」

 

「ひのきの棒」

 

「あっづうううううううううううううううんんんんんんんんんんんんんん!!!!???」

 

 

 

 

ーーー†ーーー

 

 

「愛が、痛いわん」

 

 

“こいつ、全然懲りてないな”と、一刀は溜息を吐き出す

 

 

 

「師匠っ!!?」

 

 

そんな中、響いた声

慌てた様子で、一人の少女が駆け寄ってきたのだ

 

 

「どっせい!!!!」

 

「関平ちゃんっぶうん!?」

 

 

 

駆け寄るや、淳于瓊の頬を思い切り引っ叩く関平

それから、彼女は慌てて一刀に向かい頭を下げた

 

 

「も、申し訳ありません御遣い様!!

何やら“師匠のアへぎ声”が聞こえたので、もしやと思ったのですが・・・どうやらまた、師匠がやらかしてしまったようで!!」

 

「い、いや、そんな頭を下げなくてもいいよ」

 

 

“そんなことより、アへぎ声っていうのが気になる”と、一刀は若干引いていた

 

 

「御遣い様を追いかけると言って、まさか本当に御遣い様にお会いできるとは思いませんでした」

 

「愛の力よん」

 

「うぷっ・・・」

 

 

“吐きそう”と、一刀

 

まさか自分を追っかけてくるとは思わなかった

あまつさえ、この広い大陸の中、こんなすぐ出会ってしまうとは思わなかった

 

 

 

 

恐るべし、愛

 

と、そんな騒がしいさなか・・・

 

 

 

 

 

「人和っ!」

 

「人和ちゃんっ!」

 

 

 

さらに、続く“再会”があった

 

 

「姉さんっ」

 

 

聞こえてきた声

人和が見つめる先、慌てて駆けてくる二人の少女

 

一刀は、思わず息を呑んだ

 

 

 

 

 

 

 

 

「天和・・・地和」

 

「え・・・?」

 

「嘘・・・」

 

 

 

 

ーーー†ーーー

 

 

「姉さんたち、そろそろ宿に・・・」

 

「「帰らないっ!!」」

 

「帰らないわんっ!!」

 

「いや、お前はマジで帰ってくれよ」

 

 

 

あの再会から、しばらく時が経った

 

あの後、とりあえず泣きじゃくる二人を抱きしめ一刀はひとまず馬謖の家に戻った

“なんかまた、人が増えてねぇか?”という馬良の言葉に、思わず苦笑した一刀

そんな中、ひとまずはここまでの経緯を天和と地和に説明

その間も一刀の傍をピッタリとくっついたまま離れない二人に、霞と雪蓮の機嫌が悪くなったのは言うまでもないだろう

 

そして、何故か当然のように付いてくる淳于瓊

傍らには、彼の保護者(弟子)である関平もいた

 

その後説明も終えて、そろそろ夜も深くなった頃

宿に戻ろう言う人和に対し、二人の姉は一刀の腕をギュッと掴んだまま先ほどのセリフを言ったのだ

 

 

 

 

「二人とも・・・どうせ、明日もまた会えるんだし

今日のところは、帰ったほうがいいよ」

 

 

溜息を吐き、言う一刀

それに対し、“やだ”と言ったのは“地和”である

 

 

「だって、また消えちゃうかもしれないじゃない」

 

「地和・・・」

 

 

彼女の言葉

彼の胸が、“ズキン”と痛んだ

 

 

「そうだよ

だってあの時だって、そうだったじゃない

明日も一刀に会えるって・・・そう思ってたのに、消えちゃったじゃない」

 

 

続く、天和の言葉

彼は“それは・・・”と、頭をかく

 

 

「みんなにも、申し訳ないと思ってるよ

けど、一つだけ信じてほしいんだけど・・・俺だってあの日、消えたくて消えたわけじゃない」

 

 

言って、一刀は二人の頭を撫でた

 

 

 

「俺だって、皆と同じ想いさ

次の日も、その次の日も・・・いつまでも、皆と一緒にいたかったんだ」

 

「「一刀・・・」」

 

「だから・・・俺は、帰ってきたんだよ」

 

 

そう言って、彼は笑う

 

 

 

 

 

 

「もう二度と・・・大切な人たちを、泣かせてしまわないようにね」

 

 

 

 

 

 

この言葉

二人の少女は、大粒の涙を零しながら

 

また強く、彼に抱き着き言うのだった

 

 

 

 

 

 

 

「「おかえりっ・・・一刀っ!!」」

 

「うん、遅くなったけど・・・ただいま」

 

 

 

 

 

 

 

ーーー†ーーー

 

 

 

「あの~、ちょっといいか・・・いいですか?」

 

 

そんな、感動の雰囲気の中

そう言って手を挙げるのは、馬良だ

 

 

「もしかして、いやもしかしなくても・・・あの、司馬懿さんの正体って」

 

「あ・・・」

 

 

彼女の言葉

彼は思い出す

 

そういえば・・・馬良と馬謖には、内緒にしていたのだ

 

 

 

 

 

 

 

 

「天の御つ・・・」

 

「ロリコンです!!!!!」

 

「いや、だっていま・・・」

 

「僕は唯のロリコンなんです!!信じてくださいっ!!」

 

「いや、それはそれで嘘は言ってないんだろうけど・・・」

 

 

必死に声をあげる一刀

そんな彼の姿に苦笑いを浮かべつつ、馬良は“はぁ”とため息を一つ

 

 

「わかった、わかったよもう」

 

「理解が早くて、助かるよばりょタン」

 

 

“だから、その呼び方をやめろ”と、彼女は再び溜息を吐き出す

 

 

「そのかわり、今更かたっ苦しい喋り方なんかできねぇからな?」

 

「全然、かまわないよ」

 

 

“むしろ、そっちのが気楽だし”と、一刀は笑った

そんな彼の姿に、“一刀らしい”と霞は笑う

 

 

「とにかく、今日のところは解散にしようや

皆長旅で、クッタクタやろ?」

 

「そうですね

ほら姉さんたち、今度こそ帰りますよ」

 

「はーい、また明日ね~一刀」

 

「朝一で来るからねっ♪」

 

 

霞の言葉

三姉妹は、笑顔で手を振りながら家を出ていく

 

 

「あの~、お部屋を教えてもらってもいいですか~?

そのぅ、美羽様がもう寝落ちしちゃってて~」

 

「あ、わかりました!」

 

 

次いで、張勲がいつの間にか眠っていた袁術を抱きかかえ

家主である馬謖に連れられて、客間をあとにしていった

 

 

「ほら、私たちも帰りますよ師匠」

 

「うぬううううぅん、寂しいけど仕方ないわん

御遣い様・・・いえ、仲達ちゃんまた明日ねん♪」

 

「おい、ちょっと待て

呼んでないぞ、お前のことは呼んでな・・・」

 

「超スピード!!!!」

 

「あ、あの野郎・・・」

 

 

その次に、何やら不穏な一言を最後に淳于瓊と関平が家から出ていく

 

淳于瓊は、超スピードで

関平は、丁寧にペコリと頭を下げてから

それぞれ、馬謖宅をあとにしたのだった

 

 

 

 

「さて、俺たちもそろそろ休みますか」

 

 

その後

彼のその一言で、その日はみな休むこととなった

 

 

 

なったのだが・・・

 

 

 

 

 

 

 

ーーー†ーーー

 

「あの、霞さん雪蓮さん

なんで貴女方は、俺の寝台にいるんですかね?」

 

「細かいことはええやん、気にせんといてや」

 

「そうよ、気にしたら負けじゃない」

 

 

馬謖に案内された部屋

その部屋に一つしかない寝台には今、一刀を真ん中に挟み右に雪蓮、左には霞が寝転がっていた

 

 

「あの、狭いんですが・・・」

 

 

一刀の言葉

霞と雪蓮は、“お言葉を返すようですが”と息を吐き出す

 

 

 

 

 

 

 

「「すごく・・・固いんですが?」」

 

「オゥ、シット・・・」

 

 

 

 

 

“どこが”とは、あえて言わないが

それはそれは、すごく固かったそうな・・・

 

 

 

「これはこれは・・・立派に成長しとりまっせ雪蓮さん」

 

「そうですね

そろそろ収穫の時期ですわよ、霞さん」

 

「ねぇ、やっぱり二人とも凄く仲良いよね?」

 

 

ニヤニヤしながら言う二人に、一刀は思わずため息をついた

そして、懐から“あるもの”を取り出す

 

それは・・・

 

 

 

 

 

 

 

「いけ、モンスターボール!」

 

「ちょ、一刀アカン!

こんな狭い空間でそれは・・・」

 

「しかも、そんなにたくさん・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数秒後

馬謖の家中に、香辛料やら刺激物やらウコンの香りが広がることとなった・・・

 

 

 

 

ーーー†ーーー

 

 

「おっはよ~、一刀・・・って、どうしたのその顔?」

 

 

次の日の朝

昨日の約束通り、馬謖邸を訪れた地和が最初に見た一刀の顔

その感想がこれだった

 

目の下にできた大きな隈

だいぶ疲れ切った表情

 

いや、よく見れば一刀だけではない

その場にいる者が皆、同じような顔をしているのだ

 

 

 

「いや、ちょっとやらかしてしまいましてね・・・」

 

「ちょっとじゃねぇ、だいぶやらかしただろお前・・・」

 

 

馬良はそう言って、大きなあくびを一つ

 

 

「うぅ・・・まだ喉の奥がイガイガヒリヒリするのじゃ」

 

「私なんて、目に入っちゃいましたよぅ・・・」

 

 

袁術の言葉

張勲は赤く充血した目を、何度か水で洗っていた

 

 

「あんたらは、まだええわ・・・」

 

「そうよ・・・一番近くで喰らった私たちに比べたらだいぶマシよ」

 

「いや、元はといえば君らが悪いんだけどね」

 

 

 

昨晩

一刀の部屋で炸裂した、幾つものモンスターボール

その爆発力はすさまじく、瞬く間に部屋どころか家中に“あの空気”が充満してしまったのだ

 

瞬間、聞こえてきた幾つもの悲鳴

 

泣き叫ぶ袁術

転がりまわる雛里

意外とかわいい悲鳴をあげる馬良

 

まさに、阿鼻叫喚である

 

その後、全員で家中の換気と掃除を行って終わったのは実はついさっきだったのだ

 

 

 

「眠いです・・・」

 

 

雛里の言葉

皆が、同じ思いだった

 

 

「どうしよう・・・一刀さん、今日のところはやめておく?」

 

「い、いや、頑張ろう

せめて、幾つか情報交換だけもしておこう」

 

「わ、わかったわ」

 

 

一刀の言葉

“無理だけはしないで”と、人和は苦笑する

 

 

「あ、あの・・・私たちはどうすれば~?」

 

 

と、そう言ったのは張勲である

あまりに自然にいたからあれだが、彼女たちは完全に部外者だ

 

しかし・・・

 

 

 

 

「なんか面白そうだから、巻き込んじゃおう」

 

「面白そうだから!!?」

 

 

 

 

 

一刀の言葉

張勲と袁術は、驚きを隠せないでいた

 

 

 

 

「一宿一飯の恩義があるだろう?

それを返すと思ってさ・・・ね?」

 

「いや、それを言うなら司馬懿さんだって泊めてもらってたじゃ・・・」

 

「・・・雪蓮」

 

「りょ~かい」

 

「ぴぃっ!?」

 

 

一刀の言葉

雪蓮は素早く、袁術の体を抱き上げる

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふははははははは、袁術がどうなってもいいのか!?」

 

「お、驚くほど汚い手段に出ましたねっ!!?」

 

「褒めるなよ」

 

「褒めてませんよ!!?」

 

 

 

張勲の言葉

一刀は、“たはは”と頭をかいていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「嘘みたいでしょ?

あれ・・・この大陸を救った、天の御遣いなのよ?」

 

 

その光景を見つめながら、人和が言った言葉

馬良は、“あ~、やっぱそうなんだ”と苦笑

 

 

「ま、見えないわな」

 

「見えないでしょ」

 

 

“けど・・・”と、馬良

 

 

 

 

「ま、不思議と・・・嫌いには、なれそうにねぇわ」

 

「ふふ、そうでしょ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

「ほーら、高い高ーーーーーーい」

 

「ぴ、ぴぃぃぃぃいいいいいいいいい!!?

高いのじゃあぁぁぁああああああ!!!」

 

「あ、ちょ、孫策さんそれ以上高くしたらお嬢様が・・・」

 

「ん?

なんだ、雨・・・?」

 

 

 

 

 

 

 

その瞬間

空は、一面の快晴だったにもかかわらず・・・彼らの周りだけ、雨が降ったそうな

 

 

 

 

 

・・・続く

 

 

あとがき

 

 

 

四年ぶりです

皆さま、お久し振りです

 

月千一夜と申します

 

改訂版を投稿し終え、ようやく本当の意味での活動再開と相成りました

 

待ってくださっていた方には、本当に申し訳ないことをしてしまいました。

また、サイトにきていなかった間にも、たくさんのメッセ、本当にありがとうございます

 

今後とも、この作品をお楽しみいただければ嬉しいです

 

では、またお会いしましょう


 
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