14/06/23 13:08 涼･麦穂 さん

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た。　一族の末席で、月子も青い顔で視線を泳がせている。晶が月子の傍へ行ってその手を取ると、震えているのが分かった。月子の方も晶の手の…

14/03/11 06:00 眞夜 さん

第二十八話　最高潮の時

傾げる女帝たちに、神楽と臾巳南はあからさまなため息を吐き、二人の傍へ駆け寄った。聞きたい事が幾つもあった。言いたい事はその百倍あった…

13/03/05 11:35 涼･麦穂 さん

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。「中書様！」　近寄ろうとする兵の内股を切り裂き、転がるように主の傍へ戻る。　素早く周囲に目を走らせると、すぐ近くに空馬を見つけた。…

12/10/16 13:19 涼･麦穂 さん

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、と思わず尋ねる緋馬里に、豊久もついに吹き出した。ここへ来よ、と傍へ呼び寄せわしゃわしゃと頭を撫でてやる。「おまあと叢雲はよう働いた…

12/10/08 13:46 涼･麦穂 さん

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呼ぶ。だが草の方も、対岸の火種には気づいていたようだ。　緋馬里の傍へと戻って来ると、六破はまた火縄を五度回す。すると対岸の火も、再び…

12/09/26 11:23 涼･麦穂 さん

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濁る流れを指した。「こん秋は雨が多か。そんせいでん、なかか？」　傍へ来た靖吉郎もそう言って川の水を覗き込む。「確かに、雨の濁りもあり…