14/06/19 12:27 涼･麦穂 さん

323

圏内である。とはいえ、できるだけ早く島津領に入りたい。当主元種は大垣城で秋月種長と結託し、東に内応してはいたが、そのことはまだこの九…

14/06/17 12:54 涼･麦穂 さん

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とって良い『お守り』となってくれるであろう。　於笹の懸念どおり、大垣城守備隊として残っていた秋月種長は、関ヶ原本戦での西軍敗北を見る…

14/06/04 13:16 涼･麦穂 さん

312

　この時西軍の前線基地であった大垣城は、内応者も出たことからとっくに落ち、石田三成の主城である佐和山も東軍の尖兵となった小早川秀秋に…

13/03/27 11:13 涼･麦穂 さん

296

が、秀信、ひいては西軍の不甲斐なさにすっかり『やる気』を失くし、大垣城へは入らず帰還した。　正祐ほどの小勢力は三成らの眼中にも入って…

13/02/19 13:42 涼･麦穂 さん

276

こそが彼（か）の者らへの裏切りに他ならない。改めて下知を出す。「大垣城へは入れん。こうなれば、直に京・大坂を目指すほかなか。全軍、た…

13/02/18 14:52 涼･麦穂 さん

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か、落ちのびてたもんせ。……いや、どうか薩摩に『お帰り』あれ」　大垣城が落とされた、というにはいくらなんでも早すぎる。関ヶ原で西軍不…

13/02/17 12:11 涼･麦穂 さん

274

うゝと立ち上る黒煙である。「殿！　大垣城から煙が……！」　叫ぶ赤崎丹後の声にも悲痛が混じる。　大垣城に入ることができれば、という希望…

13/02/15 14:09 涼･麦穂 さん

272

東へ。　大垣城への最短経路である。このまま突っ切って敵中をくぐり抜けることができれば、あとは中山道いっさんに下るのみ。　大垣城へ入る…

13/01/12 13:02 涼･麦穂 さん

244

慶長五年、九月十四日。　大粒の雨の降りしきる寒夜の中、西軍主力は大垣城を密かに発った。夕刻から降り出した雨はいよいよ強まり、篠突く様…

13/01/07 14:03 涼･麦穂 さん

239

おもしろいこと』の一つである。ふん、と小さく笑った。　西軍主力が大垣城を出て関ヶ原へ転陣することが決まったこの日、立花宗茂は京極高次…

13/01/01 15:15 涼･麦穂 さん

234

だきたい」　いつになく自信に満ちた声で、三成は軍議を閉じた。　　大垣城の守備として残る者、関ヶ原への転陣をする者。それぞれ慌ただしく…

12/12/28 12:18 涼･麦穂 さん

233

ことはありえぬ」　という秀秋自身の言葉を引きだした。無論、秀秋は大垣城へは来ない。取ったものは言質だけという有様であった。「……ここ…

12/12/27 13:16 涼･麦穂 さん

232

に物を言わせて追い払い、そこへ陣取ったというのである。伊藤とは、大垣城の元城主である。　伊藤は三成の指示で、松尾山にかなり大がかりな…

12/12/25 11:23 涼･麦穂 さん

231

顔で出て行った。　左近としては、そろそろ鬱屈した空気の立ちこめる大垣城から出てひと暴れしてやりたいこともあるのだろう。　先の合渡の小…

12/12/20 13:27 涼･麦穂 さん

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っていない。これも、三成の潔癖さが裏目に出たと言えよう。　実は、大垣城へ戻ってきた直後に『毛利中納言が御出馬なさる』と声高に報告した…

12/12/13 13:10 涼･麦穂 さん

221

こつ願うほかなか」　豊久は小さく嘆息した。　結局のところ、三成が大垣城を抜けだした本当の理由も分からずじまいである。『背後を固めるた…

12/12/11 10:47 涼･麦穂 さん

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　宇喜多秀家が大垣城に入り、島津勢が城を出て楽田に陣を置いてから間も無く。大垣城を抜け出していた石田三成が戻ってきた。　出て行く時は…

12/11/03 11:57 涼･麦穂 さん

217

　◇　◇　◇　◇　楽田に移った後は、援軍が着到した為もあろうが、大垣城に籠っていたころよりも皆明るく、活気づいている。今宵も、新たに…

12/11/02 11:27 涼･麦穂 さん

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将は続々と赤坂へ集まってきていたが、大垣城へと攻め入って来ることはなかった。　また、三成が大垣城を抜け出す前、岐阜城陥落を受けて急遽…

12/10/29 11:43 涼･麦穂 さん

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くことは、時にあまりに突飛で理解の及ばぬことがある。　何を思って大垣城を飛び出したかは知らぬが、理由を聞いてもおそらく呆れる種が増え…