TINAMI - クリエイター更新情報検索

14/07/18 12:39 涼･麦穂さん

づかぬのであろうが、腹廻りが『肥えて』いる。だがしかし、もし晶が豊久の子を身ごもっているとすれば隠す必要もないし、月子があのような言…

14/07/17 13:59 涼･麦穂さん

　それから数日の間に、月子は何度か庵を訪れた。徐々に、緋馬里に豊久のことを尋ねるようになり、そして唐突に決まった己の婚儀に対する不安…

14/07/16 13:17 涼･麦穂さん

のです」　だが、『きまりが悪く』なると口を尖らせて横を向くのは、豊久も同じだった。「私は、そげんな……！」　そう言いつつも、また口を…

14/07/15 13:53 涼･麦穂さん

ん時に……。しかし、少将様の御下知とあらば、従わねばならぬか」　豊久が戦死し、その後の家督相続がまだなされていない現状では、本宗家の…

14/07/14 14:03 涼･麦穂さん

たこつになっとじゃ〉　この期に及んで豊久の名に傷がつくことは、晶には耐えがたい。しかも、それが豊久自身の差配ではなく、遺された者の手…

14/07/10 12:45 涼･麦穂さん

笹と対立する気は毛頭ないが、於笹の態度はどうにも気になる。　晶が豊久の妻となったその時から於笹の態度は優しいものではなかったが、今は…

14/07/09 12:26 涼･麦穂さん

まれたその時から仕え続けてきた乳母のような者である。如何にしても豊久の子を授かりたい、と痛切なまでに願う晶の心中を想い、影で涙した。…

14/07/07 14:03 涼･麦穂さん

この娘ならば。　懇願する晶。豊久に寄せる晶の深い想いがそうさせていることが、緋馬里には痛いほど解った。豊久も、この女性を深く愛してい…

14/07/04 13:50 涼･麦穂さん

、そして関ヶ原。　一度たりとも、その目に諦めや絶望を見せなかった豊久。そして一時たりとも、龍伯と惟新への忠節と信頼が陰ることはなかっ…

14/07/02 13:06 涼･麦穂さん

、わずかな間に子を授かった。　長年、あれほど望み、夢に見続けた、豊久の子。それが、この娘に……？　晶の内のさざ波が、またたくまに大波…

14/07/01 13:46 涼･麦穂さん

され気味の戦況で、島津本家からの援軍が頼りであるのは皮肉な事だ。豊久は、上方における惟新の『人手不足』を助けるために派兵を命じたのだ…