13/01/13 14:38 涼･麦穂 さん

245

えず、重い鎧を纏ったまま膝が折れそうになりながらも必死に進む。　西軍の首謀者・石田三成であった。　南宮山と、それに連なる栗原山に布陣…

13/01/12 13:02 涼･麦穂 さん

244

　慶長五年、九月十四日。　大粒の雨の降りしきる寒夜の中、西軍主力は大垣城を密かに発った。夕刻から降り出した雨はいよいよ強まり、篠突く…

13/01/08 12:20 涼･麦穂 さん

240

っていくうちに分かったのは、家康になびいている者の多さである。　西軍の御大将、毛利輝元も何やら腰が重いとなれば、日和見している者ども…

13/01/07 14:03 涼･麦穂 さん

239

にとって『おもしろいこと』の一つである。ふん、と小さく笑った。　西軍主力が大垣城を出て関ヶ原へ転陣することが決まったこの日、立花宗茂…

13/01/01 15:15 涼･麦穂 さん

234

た布陣を完成させるべく、それを諸将に告げる。　大方が、三成の言う西軍有利にうなずき、関ヶ原での決戦に賛成した。「決しましたな。それで…

12/12/28 12:18 涼･麦穂 さん

233

を望んでいよう」　三成が苦々しい顔で言った。　実は家康も、三成ら西軍首脳を城から引き摺り出したかった。そのために、『大垣城を水攻めに…

12/12/27 13:16 涼･麦穂 さん

232

られた形で参陣してきた秀秋であったが、『一度旗幟を露わにすれば、西軍を裏切らぬ』と判じた三成の期待を裏切り、果てない迷走を続けていた…

12/12/25 11:23 涼･麦穂 さん

231

たこの状況で左近を行かせたくないのが本音だ。だが士気の落ち切った西軍を立て直さねば決戦どころではない。苦い顔をしながらも許可するしか…

12/12/22 14:44 涼･麦穂 さん

230

密通や内応をもちかけ、巧みな工作をして家中を乱そうと働きかける。西軍の中にも、家康に鼻薬を嗅がされた者がいるに違いない。　もしも、三…

12/12/21 12:09 涼･麦穂 さん

229

げで輝元の参陣、ひいては秀頼の参陣がすぐには無い事、大垣に詰める西軍主力がひっ迫していることを知った。　大坂城の豊臣秀頼の参陣を何よ…

12/12/20 13:27 涼･麦穂 さん

228

尾平野に点在する城を東軍に落とされたとはいえ、美濃の小大名はほぼ西軍に加担していた。今でも平野の西側は勢力下である。　己の庭ともいえ…

12/12/13 13:10 涼･麦穂 さん

221

るために。　この根幹は変わらぬ。だが、『島津が生き残るため』と『西軍を勝たせる』ことは、同義ではない、と考え始めていた。　十数万の大…

12/12/12 13:04 涼･麦穂 さん

220

りで、豊久の三成への不信感は抑えきれぬものとなってしまっていた。西軍の『結束』というものも、全く信用しなくなっている。　三成が己で説…

12/12/11 10:47 涼･麦穂 さん

219

と向かうのに大津を船で発った時は、その地の主である京極はたしかに西軍に属していた。京極高次の妻は秀頼公の母君・淀殿の妹である於初。ま…

12/11/24 08:19 うた さん

城戸口菜子/闘乱祭

■2012/11/24■闘乱祭 -冬の陣 2012-に参加してみましたー！！西軍の城戸口 菜子 / きどぐち なこです꒰๑❛ɷ❛๑ૢ꒱東北出身で津軽弁で話す農家の娘…

12/11/02 11:27 涼･麦穂 さん

216<br />

を敷き、伊勢辺りの城攻めを終えた毛利勢も北上してきた。　さらに、西軍の戦陣大将・宇喜多秀家が、手勢一万三千を引き連れて大垣城へ入城し…

12/10/25 11:25 涼･麦穂 さん

210

ておらぬ緋馬里は、語勢を強くした六破に不思議そうに言う。「俺達『西軍』の『まことの大将』は石田様ずら？　御大将が返り忠は、できねえじ…

12/10/24 13:10 涼･麦穂 さん

209

将士に相違ない。俺は正体を確かめて中書様にお報せせねばならぬ」　西軍に籍を置く大名どもの中には、密かに家康と通じている者が、実は少な…

12/10/22 00:31 エックスP さん

「島清興（左近）」 日本・戦国時代史

友之、清胤、昌仲など所属：畠山家→筒井家→豊臣家→石田軍（関ヶ原西軍）生年：1540年6月9日（天文9年5月5日）？没年：1600年10月21日（慶長5年9月1…

12/10/20 11:43 涼･麦穂 さん

205

　西軍の表向きの総大将は毛利輝元である。その毛利輝元が大坂城から出馬すれば、再び西軍に流れは戻ってこよう。総大将が戦陣にあるとないと…