現代ファンタジー小説「東京ラビリンス」
番外編・青い炎 - 付き合わなければ絶交だ

「どうする？ 彼女と付き合う？ 僕と縁を切る？」
大地はまるで厄介払いのように彼女との付き合いを強要する。
いいかげん悠人のことが邪魔になってきたのだろうか。
今はともかく、運命の相手が見つかれば持て余すようになるだろう。
そのときを見越してのことかもしれない。
悠人は持っていた手紙をぐしゃりと握りつぶし、
そのまま冷たいテーブルに突っ伏した。

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