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二次創作物について

小笠原 樹 12/07/16 03:10

柄ではないのですが、これはもう別個にスレッド立てて存分に語るべきかな、と愚考しましたので、僭越ながら立てさせていただきました

既に「にじファン/NOS」が7月20日での閉鎖とその後来年1月上旬より投稿作品の順次削除を行なう予定である事が公布されています

今この時であるからこそ、我々創作作家は「何が必要」で「何をしてはいけないのか」という点をしっかりと認識し、論じるべきは論じ、自分達の居場所を守るべき時期に来ていると感じます

このスレッドがTINAMI運営部樣も含め、皆がよりよき方向に迎えるよう、その為の一助となれれば幸いです

[1]  小笠原 樹  12/07/16 03:15

【TINAMI運営部の二次創作指針】

作品投稿ガイドラインには下記のように記されております

・基本的に、自身の手で制作したもの(作者であること)とします。他人の作品を投稿できるのは、その作者に許可が取れている場合のみです。
・作品の内容は、特定の人物・団体を誹謗中傷しないものとします。
・他人の作品をモチーフにする場合は、元の作品のイメージを大きく逸脱しないよう、また元作品の作者を不快にしないよう配慮したものとします。
・いわゆる二次創作については、投稿を許容します。ただし、元作品の原著作権者から指示があった場合、それに従い対応をします。
・創作活動の範疇・主旨を大きく逸脱した、商業宣伝行為を禁止します。ただし、TINAMIが特別に許可をした場合を除きます。
・公序良俗に反しないものとします。

この上で「年齢制限レーティング」が存在し、現在R15相当と定義されている性的描写及び残酷表現までがTINAMIでは容認されています

[2]  小笠原 樹  12/07/16 03:18

【外部サイトにて明示されている二次創作禁止作品】

•アイディアファクトリー
•ウォルト・ディズニー
•NHK
•講談社
•サンライズ
•小学館
•祥伝社
•タツノコプロ
•白泉社
•フレックスコミックス
•Production I.G
•芳文社
•円谷プロダクション
•石森プロ

敬称は略させていただきましたが、上記の企業が権利を所有する作品は「原則として」二次創作が禁止されています

[3]  小笠原 樹  12/07/16 03:32

【投稿1~2による私見】

上記二点を鑑みた場合、原則として「版権元」が二次創作を禁止している全ての作品は、例外なく二次創作を行ってはならない、という点があげられるかと思います

とはいえ、パロディやオマージュという部分(著作権やモラルの問題に上がる、盗作に繋がり易い点)等もあり、非常に微妙な問題を多く含んでいるのも事実です

こういった点でよく取沙汰されるのが「作品が好きだから」や「面白ければOK」という言葉なのですが、これは本末転倒を通り越して論外です

著作権の侵害が「親告罪」であるとしても、訴えられれば罪になる
つまり、これは立派な「犯罪」である、という事です
本質としては、これは窃盗や放火や殺人等といった罪の大小を別としても「犯罪」であるという点

「犯罪」である以上、それを傍観するのもまた「犯罪」であるという事

グレーゾーンというものは「割れ窓理論」のようにその社会なりコミュニティなりが「健全」かつ「安定」していてこそ容認されるものだと私は思っています

「好きだから」では既に許されない時にきている

ならば我々はどうするべきなのか

私は、ネットマナーやモラルという点も含め、ダメなものはダメなんだ、としっかりと皆が認識し、他者共栄できる環境を構築すべきなのではないか、と考えます

[5]  ddds  12/07/16 12:35

二次創作不可だと『出版側』が主張しても、

作者が認める発言をすることはありますからねぇ・・・

結局、著作権を持っているのは作者で、
出版にはその管理を委託しているだけであるから、

作者の主張を優先して欲しいなぁ・・・とはオモフ

ただ、自分が書いているものは
・他人の作品をモチーフにする場合は、元の作品のイメージを大きく逸脱しないよう、また元作品の作者を不快にしないよう配慮したものとします。
に触れているような気もするんですよね・・・

キャラを否定するわけじゃないですが、
創作世界のすべてを書き換えているので・・・

それを題材に書いているのですが、それも認められるかどうか・・・

[7]  みっくー  12/07/16 19:13

著作権が作者にあり、企業にはない、というのは厳密には間違いです。
出版社が一部を作家と保有または全部を自社に帰属させていることもあります。それは作家と出版社の契約状況次第です。ですが、たいていの出版社は自社レーベル作品に対するなんらかの権利を保有しています。
「作者の意向」は、あくまでも「作者の意向」に過ぎないと言う問題でもあります。そこにどれだけ重きを置くかというのもまた、作者さんと出版社さんの関係次第です。
そして、そうして複数の個人または企業間で著作権を「共有」していた場合、より多くの出資をしている者の意向がもっとも強くなります。当然ですが。

アニメや映画作品なんかも、そうです。「○○制作委員会」というテロップが流れますよね?
あれは、複数の企業がお金やアイデアを出し合って作品を作っている、その集まりの団体のことなんです。
彼らは出資額にも差はありますが、それぞれが著作権を始めとした作品に関する権利を分割して保有しています。
委員会にABCという三社が存在したなら、たとえば違法アップロードされた放送動画に対して、この三社全員が権利を主張して削除などの対応を要請することができるのです。

これらの三社を、原作者や出版社などに置き換えていただければ分かると思います。
作者が二次創作に肯定的な意見をしていても、それは作者本人からの訴訟がないことしか意味していません。
商品としての作品の管理を行なう企業が、商売上よくないと思って判断をしているのですから、そこに「不当」を感じるのは、少しズレているかなという感じがします。作りたいのに作れないという不満なら、いろんなジャンルの多くの方が感じているでしょうけどね。

[8]  やゆっけ。  12/07/17 10:04

・TINAMIでの二次創作の投稿は可
・著作者からの指示があった場合はそれに従う
このルールが全てでは?
おそらく著作権法を元に作られたルールだと思われますが。

もちろん、ファンの皆が度を越すような行為をしないよう自重するのはいいことですが……

法律自体も実際の運用が結構曖昧で、感覚を掴みづらいとは思いますが、、誤解してる人も多いようなので。

[9]  みっくー  12/07/17 10:43

ゆっけ。さんのおっしゃってることで、だいたいまとまっている感じですね。
テキストとイラストの二次創作には著作権の扱い方の観点から明らかに違う点があるのでイラストと一様に可とできるかどうかは微妙なのですが、それはまた別の話。

そもそも、私としては著作権や二次創作の是非についてよりも、まずは「TINAMIでの投稿」についての是非の方を話し合っていただきたいですね。
ほかのサイト様にだってそれぞれの方針がありますし、それだけで対応の方法や空気だって変わってきます。だからほかサイトのことはほかサイトが決めればいい。
したがって、TINAMIではTINAMIの問題を解決するべきかと。
私が問題を提起したのは、あくまでも過剰なコメントをする方がいたり、関係のないスレでそのことに触れたりと、感情を優先して一方的な主張を通そうとする流れを見たからです。
全体の基盤となる認識をとりあえずでも作っておかないと、何度でも同じ論争が繰り返されると踏んだためです。
その上で、二次創作や著作権について話し合うならそれでいいと思います。


移民スレでのゆっけ。さんの言い分にも私はおおむね同意したいです。
規約を守る限り、TINAMIに投稿をする権利はすべてのユーザーが有しているはずです。サイトに参加した順番や経緯は関係ない。

その上で連続投稿を控えるのが無難だと進言申し上げたのは、前述の通り負荷の観点と、人間同士の摩擦をなぁなぁ程度にする手法としての提示のつもりでした。
負荷といっても画像ファイルに比べればテキストファイルの容量は非常に軽いですし。
ですから、結局は互いが譲り合うようにして、ゆっくりと迎合できていったらいいねというようなことが言いたかったです。

たとえばですが、
移民の方は一刻でも早く既存作品を消化し、新作の投稿に移りたい。しかし、既存ユーザーからしてみれば、すこしでも多くの人に自分の作品を知ってもらいたいと思い投稿の手法にもいろいろな工夫を凝らしているのに、数分で流れてしまうのではなににもならないのが悔しい。
一方で新規ユーザー同士でも、せっかく新しい場所で一話から投稿しているのに、お互いが消化活動を行なうせいで、ほとんど新しいユーザーの目には留まらないという事態になるはずです。
ここで互いの投稿がゆるやかで、ひとり一作分ずつでも新着スペースに留まっていられるなら、あるいは少しは新規読者さんの目にも留まるのではないでしょうか。
……という風に、具体的な「譲り」合いとはこういうものではないでしょうか。新着スペースを互いに共有し、助け合うという気持ちで挑めたら、いいですよね。
もちろん難しい面はたくさんありますが、あくまでも気持ちの問題、一例ということで。

[10]  下の名193『職業皮肉屋』  12/07/22 22:32

なるほど、新潮や文藝は二次創作物として中傷しなければ出していいのですな。つまり、キャラクターが「新潮に書いてあった間違いない!」とか言うネタはありなのか。
さすが集英社懐が広い。というかデメリットが少ないからかな?
エニックスあたりの漫画家は二次創作物から上がった人も少なからずいるしメリットは大きいですしね。
話が脱線してすいません。

2か月ほどしかいませんでしたが二次ファンでは心なしか、オリキャラでのチート率が高かった気がしますね。で、無駄に二次創作の原作キャラクターをボコったりしてましたね。
思い入れのあるキャラクターをボコられろのはファン以上に製作者側から見たらイラつくね。
私も自分の作ったキャラクターがボケとかにされるのは好きだけど、許容範囲を超えた勝手な設定やパッとでの意味のわからないキャラクターにボコられるのは歯がゆい気持ちになります。
分かりやすく図にすると
「DGの孫悟空がテレフォンショッキングに出ました」とかは許せるけど
「○○VSピッコロ大魔王」でピッコロを意味不明なチートでボコボコにして負けたら。
ピッコロはファンが多くいますし思い入れのある方がおおいでしょうだから。
「原作がかませでも神クラスの戦闘能力だから!」とか思ってしまうんですよ。
QBみたいなのはフルボッコされようが何されようがあまり気にしませんがね。
だから製作者側が規制に走るのはしょうがないですね。

二次創作とは「自分のやりたいようにやる」んではなくて「自分の価値観を入れつつもどうその原作と付き合いつつ読者の皆様に楽しんでいただくか」だと思うんですけどね。
やりたいようにやるなら別に二次設定にこだわらずにオリジナルで考えれば良いと時々思うんですよね。

せめて「二次創作」だけではなく「独自設定」とか「作者設定有り」、「嫁贔屓」とかタグ付けたら良かったかも。

長々と失礼しました。

[11]  みっくー  12/07/24 15:41

スレを個別に立てたのは、移民に関する問題から著作権に対する認識の議論を一端切り離して行なうためだったのかなと思いなおしました
勘違い申し訳ございません
そういうことでしたら今すぐにでも大いに盛り上がるべきスレッドだと思います

というわけで、私からもここでもうひとつ
二次創作に関わるイラストとテキストの立場の違いについて投げておいてみようと思います

なぜに「テキスト形式での二次創作」は禁止している企業がけっこうあるのに、イラストや漫画形式は大目に見られる傾向があるのか?
についてです

これは一概にスパっと違いを言い切れるものではありませんが、大きなひとつに、「テキストは、著作権に守られるべき本体とも言える部分である」ということがいえると思います。
どういうことかと言うと、
小説などの活字媒体はもちろん、アニメやドラマCDなどなど、あらゆるジャンルに例外なく存在して作品の内容について言及する媒体が「テキスト」だからです。たとえばアニメやドラマCDでも、セリフというのはかならず存在しますよね
キャラクターのセリフというのは物語が進行してゆくにつれて要所要所で重要な役割を担ったりします。そうでなくとも、そのキャラクター最大の売りにして特徴となるキメゼリフなども、作品性を保持する重要なファクターになります。
さらに、描写や作画の元となる脚本も、絵コンテとともにテキストで記述されます
このセリフなどにも、記述された時から著作権というものが発生します
そして脚本に関しても、丸コピーはできなくても二次創作者が物語の概要を自分なりに描写してしまうだけで、容易に作品の概要を〝バレ〟することができてしまいます。
もちろん、これらの件はあくまでも一例ですが。

対してイラストというのは、これもキャラクターデザインなどには当然ながら権利が発生したりしますが、別にキャラひとりの絵を一枚描いたからと言って、作品に対して致命的な損害というのは起こりにくいですよね(例外はあるにしても)
描き手ひとりひとりの絵柄や技量にも大きく見た目が左右されますし、それなら、充分に「ファンアート」の領域として成り立つんです
(逆にちょっと著作権に対してうるさい企業や作家さんの作品に関わるイラストなどで、あんまりにも絵柄を似せて描いてしまって、訴えられた上に巨額の賠償を請求された件がありますが、このことからも分かりやすい例だと思います)

このように、普段は「二次創作」で一緒くたに考えられがちだと思いますが、ひと口に著作権と言っても、テキストとイラストでは根本的に立場やリスクが異なるということが、あります

著作権ってのは著作人格権や著作隣接権など関連する項目が多々ありますが、要するに著作権保有者が作品を管理する権利を有していて、そのことに対して広範囲に意義を申し立てることができるというシンプルなものです。
それが故に、「人間の機微」「企業間の利権構造」というものが関わってきて、時に非常にややこしくなってしまったりします

ITSUKIさんが仰るような「何が必要」で「何をしてはいけないのか」という問題を、こういった広範囲に対する柔軟な理解と思慮をもって考えてゆけたら、いいですよね

[12]  やゆっけ。  12/07/26 02:35

二次創作と著作権について軽くまとめ。

まず二次創作は著作権侵害に当たります。著作者が許可してようがしてまいが関係なく。
ただ、著作権侵害があっても告訴されなければ罪になりません。これも許可不許可関係無いです。
で、実際の二次創作物は大体が告訴されていないでしょうから、つまりは認知されていないか黙認されているというのが現実です。だからグレーと言われるんでしょうね。
これが法律で決められてる部分です。

web上には色んな投稿サイトが有って、運用のスタンスはそのサイトごとに違います。二次創作そのものを禁止するサイトもあれば、著作者がガイドラインを提示していてその範囲であればOKなところもあることでしょう。

TINAMIの場合は、二次創作は全てOK、ただし著作者から連絡があった場合はその指示に従う、ということですが、これは著作権法そのままに近い、と思います。

TINAMIでは何故こういうルールになってるのかというと、私の考えでは、おそらく現実的に見て二次創作が著作者から基本的には許されているから、と考えているからだと思います。
表向き禁止しているところであっても、実際は許しているのが現実だからです。
サンライズだってweb上の二次創作を禁止したのは自社プロバイダ運営の為(らしい)ですし、しかもあまりプロバイダ運営がうまくゆかずその禁止令(?)も形骸化していますよね?

TINAMIの考え方はtwitterでの発言のまとめとかを見るとわかりますよ。
常識的な範囲であれば許され、度を越せば怒られる、ってことだとおもいます。

あとよくある勘違いで名作だから許され駄作は怒られるみたいなのがありますが、そんなことは関係ありません。著作者が気に入るか気に入らないか、が全てです。

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